よく風景写真には必須と言われるPLフィルター。
レンズを買うたびに購入していたので、
最近購入したレンズ、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
用にも購入しようと思いましたが結構躊躇しました。
理由は”ムラ”です。
PLフィルターってどんなもの
PLフィルターについてはいろいろなサイトや本ですでに書かれているので、
細かい説明は省きますが、簡単に言えば、不要な反射を取り除いて、
本来の鮮やかな色を表現する、といったところでしょうか。
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ちょうど良い比較になる写真があったので上げてみます。
PLフィルター未使用
これは支笏湖で撮影した、千歳川の始まりの部分です。
太陽の反射で水の中が見えにくいです。
PLフィルター使用
PLフィルターで水面の反射を抑えることで、川底がよく見えるようになり、
透明度が強調された写真に仕上がっています。
悩ましいPLフィルターのムラ問題
APS-Cの機種を使用していた時から常にPLフィルターを携帯して、
風景を撮影するときは必ずと言っていいほど使用していました。
D750の購入でフルサイズに移行した時も、
初めて撮影に出る前には購入していました。
初撮影後、自宅に戻って写真を見てみると何だか変なことに。
OKだった写真
待ち望んだフルサイズ機種での撮影で浮かれていたので、とりあえずとってみたという感じですが、結構気に入っています。
NGだった写真
ファインダーでのぞいた時はそこまで違和感がなかったのですが、
こんな状態になっていました。
左上部分が異様に暗くなっています。
気になって調べてみると、どうやら広角レンズでよく発生する”偏光ムラ”というもののようです。
広角ではムラが出やすい?
広角レンズの場合、写真として切り取る範囲が広いため、
均一に偏光効果が発揮されず、効いている部分と効いていない部分が生じてしまうようです。
このときの撮影は24mm、それに対してAPC-Cで撮影していた時は27mmでした。
同じフィルターを使用していたので、おそらく前からこのような現象が起きていたのでしょう。
3mmの差ですが、APS-Cで撮影していた時の方が画角が狭いので、あまり気にならなかった、または、影響が出にくい構図で撮影していたかのどちらかだと思っています。
どうせ撮ってもムラが出てしまう・・・この日以降めっきりPLフィルターの出番は減ってしまいました。
そのため新しい広角レンズを買った時も、PLフィルターはとりあえず先送りかなぁという感じでした。
でもやっぱり使いこなしたい
しばらくはPLフィルターも持たない状態で、撮影をしていましたが、
やはり一度の失敗であきらめるのもよくないなと思い、
広角ズーム用にPLフィルターを購入し、再度挑戦してみることに。
広角だから気になるもう一つの心配事
PLを購入するとき気にしたのがケラレ。
フィルターの枠の一部が写真に写りこんでしまい、四隅に黒い淵がついたようになってしまいます。購入したPLフィルターはケンコーの77S PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)ですが、18mmで撮影しても問題ありませんでした。
(というか、ソフトフィルターも使って問題なかったんだから大丈夫でしょと、書きながらき気づきました。。。)
とはいえ、保護フィルターと重ねるとさすがにケラレるのでやめましょう。
迷いながらも一歩前進
今回割と近場ですが撮影してきて、意外とよかったなと思ったのがこの写真です。
左上には確かにムラが出ていますが、そこまで気にならず、逆にいい味出してます。
たとえムラが出るとしても、フィルター枠を回すことである程度軽減できるし、
ムラの場所を変えることで印象的にも見せることができそうです。
そして、もしどうしようもなかったら外してしまえばいい。
そう考えると結構気楽なものです。
まだこれくらいしか撮れませんが、これから場数を踏んで、使いこなせるようになりたいですね。
最近Exif情報を書くようにしました
前回くらいから、撮影時の情報を記載するようにしました。
こうすることで少しでも参考になればということもありますが、
何より自分で見返して、改善点を探すのにも役立ちそうと考えたからです。
これからもできるだけ乗せるようにしようと思います。
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