最近なかなか撮影に行けていないのですが、何かしないとなと思い、
やってみたかったことを試してみました。
今回は1枚の写真からHDR写真を作ってみようです。
HDR写真とは?
HDR:ハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range)とは異なる露出の写真を合成して、
1枚では表せないような広いダイナミックレンジを実現するものです。
前にカメラ内の機能を試しに使って撮影したのがこちら。
ちなみに、通常通り撮影したものがこちら
通常撮影では逆光で暗くなっていた道路や草が、明るくなっていますが、単純に明るくした場合に白飛びしてしまう空も雲がくっきり映るくらい。
通常の作成方法
あまりちゃんと調べてはないのですが、HDRを作る際には同じ構図を露出の異なる写真を連続で撮影して、カメラ内の処理、またはLightroomで現像する際に合成を行います。
なので、その時に複数枚撮影していないと後からは合成できないのが普通だと思います。
でも、同じ構図の異なる露出って、簡単に作れるんじゃない?って思ったんですよ。
1枚の画像からHDR合成
考えたら同じ構図で違う露出って、いつも通りのLightroomでの現像でも行っていますよね?
Rawで撮影していれば、画像の劣化を抑えたまま露出やホワイトバランスを変えたりなんてよくあることです。
じゃあ、1枚の写真Rawをコピーして、それぞれ露出を変えたものを用意すれば・・・。
ということでやってみました。
Step1 元のRawファイルをコピーする
まずは露出を変えたものを用意するため、ベースとなるファイルをコピーします。
それをLightroomで読み込み、この2つのファイルを編集します。
ちなみに元の画像はこれです。
Step2 それぞれのファイルを編集する
先ほどの画像は空に露出を合わせているため、手前の畑部分が暗くなってしまっています。
これはこれでよいのですが、もう一枚は畑部分が適正となるように、露出をプラスに振ります。
編集したものがこちら。
Step3 編集したファイルを合成する
Step1,2で作成した2枚のファイル(空が適正露出のもの、畑が適正露出のもの)を
Lightroomで合成します。
2枚のファイルを選択した状態で、上部メニューから[写真]>[写真を結合]>[HDR]と選択します。
そうするとプレビューが表示されます。
いろいろオプションがあるようですが、とりあえず何もいじらず書き出してみました。
書き出した結果
HDR合成をしたものを書きだしたものがこちら。
画像を並べてみると、
という感じです。
意外といい感じに仕上がった
もちろん一枚の写真を部分的に補正してやればこのような写真ができそうですが、
不自然になならないようにやるのは難しいですね。
今回は一枚の写真からHDR合成することで、広いダイナミックレンジを実現でき、
より肉眼で見たものに近く仕上がったと思います。(若干不自然かな?)
ただし、これもやりすぎると違和感MAXの写真が出来上がってしまうので、
やりすぎは禁物ですね。少しでも参考になればよいのですが。
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