今までの撮影でソフトフィルターを使ったことが何度かありますが、
記事としてまとめたことがないなと思い、
今回はソフトフィルターについて書きたいと思います。
ソフトフィルターとは?
ソフトフィルターは被写体の光を滲ませ、柔らかく見せる効果があります。
光が強いほど大きく滲むので、夜景の撮影などで、光源をよりファンタジックに見せることができます。
ポートレートにも使用される事があるようですね。
種類
NDフィルターに段階があるように、このソフトフィルターにも様々な種類があります。
画像はケンコー・トキナーのHPに載っていたもの。
私は持っているのはPROソフトン(A)なので、今回はこれを使った写真を紹介します。
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どのような写真になるか?プロソフトンAの場合
実際にソフトフィルターを付けて撮影するとどうなるか、試してみます。
まずは元の画像。
そしてソフトフィルターを付けて撮影したもの。
全体的にふわっとした感じになりますね。
わかりづらい?
上の写真はあまりわかり易くなかったかもしれないので、
とてもわかり易い例をもう一つ。
まずはソフトフィルターなしの写真。
続いてソフトフィルターを付けて撮影したもの。
一つ一つの光源がぼんやりと大きく写り、ファンタジーな見た目です。
さらにわかりやすく拡大してみると。
このような違いが出ています。
絞りに依る変化を見てみる
ふんわりからカッチリまで、一眼レフのカメラでは絞りを変えることにより、
解像感が変わります。ソフトフィルターと組み合わせた時に絞りを変えるとどうなるか?
試してみました。
今回は80Dに24mm f/2.8のパンケーキレンズを付けて撮影しています。
絞り開放(f/2.8)
まずは絞り開放。
ぼんやりとした光がいい感じですね。描画はかなりふわっとしています。
f/8
続いてちょっと絞り込んだf/8。
中心部はふわっとしたままですが、外側に向かって光が収束しています。
これはソフトフィルターを付けていなくても同じですね。
f/18
もっと絞り込んでf/18。
かなり光条がはっきりしましたね。
これで夜景を撮影してみたら面白いかもしれませんね。
f/22
最大限絞り込んだf/22。
ここまで絞ると変な滲みが出始めます。
これはちょっと絞りすぎですね。
星空に使ってみよう
個人的にこのフィルターを最大限生かせるのが星空の撮影ではないかと思っています。
そのまま撮影
星空を何も付けずに撮影すると大抵こうなると思います。
確かに細かい星が見えて良いのですが、もう少しインパクトがほしいところ。
ソフトフィルターを使って撮影
そこでソフトフィルターを付けるとこうなります。(写真が違うので厳密に比較はできませんが)
明るい星は大きく、暗い星は小さく写ります。
この効果により、よりメリハリが付いた写真になります。
地上の夜景もいい感じになります。
まとめ
今回は今までちょこちょこ登場していたソフトフィルターを紹介しました。
夜景や星空以外に、桜をはじめとした花の撮影にも使えます。
デメリットとしては、局所的ではなく全体的にソフトな描写になるので、地上はカッチリ、星空はふんわりなどの使い方ができません。もちろん合成すればできますが・・・。
ただし、殆どの場合、そうしようとしてフィルターを使っているので気にならないと思います。
自分の場合は、レンズを買ってフィルター径が変わっても、プロテクターとともに必ず購入するフィルタです。
これを一枚持っておくこと、表現の幅が広がるのでおすすめです。
コメント
コメント一覧 (2件)
PROソフトン(A)、(B)が、有りますが、デジタル時代に使用しました、「ハリソン」のデュート4の感じのフィルターを探していますが、(B)は、類似していますか?
お尋ねします。宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
私はPROソフトン(A)しか所持しておらず、PROソフトン(B)も、「ハリソン」のデュート4も使用したことがないため、
お探しのフィルターがPROソフトン(B)に類似しているかわかりません。お役に立てず、すみません。