本州でもたまに見かけますが、北海道に行くと
畑にコロコロとロール状のものが置いてある風景をよく見かけます。
ずっと全部”牧草ロール”と呼んでいましたが、違ったようです。
北海道らしい風景
毎回北海道に行くたびに見るのを楽しみにしているこの風景。

畑にロール状のものが置いてある風景がすごく好きなのですが、たまにラップされたものがあったりします。

この2つは見た目ではラップされているかいないかの違いぐらいなのですが、
調べてみると用途が違いました。
牛の食べ物と牛のベッド
ラップされているもの、されていないもの、それぞれ牛にかかわるという点では同じですが、
その用途は分かれます。
ラップされていない麦稈(ばっかん)ロール
まずはラップされていないロールです。
これは穂の部分を刈り取った後の麦わらを丸めて作ったもので、牛の寝床に敷かれます。

個人的には麦稈ロールの方が好きですね。
これはロールになる前の状態。

麦わらなので茶色ですね。
また、こんな使われ方もしています。

美瑛の新栄の丘です。こんな形でマスコットのように扱われている場合もあります。
ラップされた見た目の牧草ロール
続いてはロールをラップでくるんだような見た目の牧草ロールです。
これは麦わらではなく、牛のエサになる牧草を丸く固めたものです。

ラップされていて中身はわからないのですが、ロールになる前を見る限り、ラップをしていなければ緑色をしたロールなのではないかと思われます。

牧草ロールの方はいろいろなバリエーションを見ることができます。

シンプルな黒一色。

白黒ストライプ。
これは道の駅うりまくに置いてあったもの。キャラクターが描いてあります。

こちらは道の駅おとふけ。耳もついて可愛いですね。
いつどこで見れるか?
毎回旅行に行くと、麦稈/牧草ロールを探しているのですが、
なかなか見つからない時期、大量の見ることができる時期があるようです。
毎年7月中旬あたりに北海道に行っているのですが、その時はほとんど見ることができませんでした。
しかし、特典航空券で急きょ向かった8月はどこを見ても麦稈ロールだらけでした。

もしかすると7月下旬から8月上旬あたりが見つけやすいのでしょうか。
また、広い牧草地や畑が広がる十勝地方が見つけやすいような気がします。
作るところも面白い
どちらのロールもできる瞬間を見ることができました。
麦稈ロールは麦わらをロールベーラーに取り込んでゴロンという形で完成ですが、
牧草ロールの方は、いったんロールを作った後、
すぐにラップで包み、それが終わってからボトっと畑において完成です。

牧草ロールを作り終えて、去っていくロールベーラー。
はじめまして。
ラップされていないのは麦稈ロールとは限りませんので、緑の草が生えている上の
ロールは牧草ロールだと思います、新たに牧草が生えて来ているから下が緑です、
牧草も乾かして茶色くなってからロールにします、その前に刈り取った牧草を
乾燥させるために何度かかき回しては干す作業を繰り返して乾いて茶色くなった後に
ロールにされています、緑のままロールにしているのは見たことが無いので
有るのかもしれませんがどうでしょうか、緑のままロールにせずコンバインで後ろの
大きなバスケットに刈り取りながら牧草を積んでゆくのは目にすることが有ります。
麦稈ロールが7月下旬から8月上旬に見られるのは、その時期が麦の刈り取りの
時期で美瑛で7月25日前後から始まるので、逆にそれ以前や以後に有るのは
牧草でしょうね。