シャッタースピードのストロボ同調速度については前回の記事で書きました。
では、同調速度よりも高速なシャッターを使いたいときはどうするか?
今回はそんなときに使えるハイスピードシンクロについて書きます。
明るいところでもストロボを使いたい
前回の記事で書いたとおり、フォーカルプレーンシャッターでストロボを使用する場合は、
同調速度に制限があります。
その為、明るい屋外でストロボを使用すると、本来なら露出オーバーなのに、この制限のためにシャッタースピードを上げられない場合があります。
そんなときに使えるのが、ハイスピードシンクロです。
必要なもの
ハイスピードシンクロを使うには
- ハイスピードシンクロに対応したカメラボディ
- ハイスピードシンクロに対応した外付けストロボ
※Nikonの場合なので、他のメーカは異なるのかもしれません。
私が使用しているD750と最近購入したSB700はこちらに対応しているので使用することができます。
設定方法
設定は簡単で、フラッシュのメニューからオートFPを選択します。
FPはフォーカルプレーンシャッターの略です。
1/200秒, 1/250秒とありますが、正直使い分けがよくわかりません。。。
ちなみに、こちらの設定をしても、内蔵ストロボの場合は制限がかかったままです。
実際にハイスピードシンクロを使用しているときは、モニタに表示が出ます。
通常の発光と何が違うのか
通常のフラッシュ発光では、ストロボは一瞬しか光りません。
そのため、同調速度より速く、シャッター幕の全開時間が無い場合には、一部にしか光が当たりません。
それに対してハイスピードシンクロでは、上の図のスリット部分がすべて走行し切るまでの間、ストロボを発光させるような動きになります。
ストロボの光量は下がりますが、カメラ側で設定できるシャッタースピードの全てでストロボを同調させる事ができます。
これで、昼間の屋外など、同調速度ではオーバーになってしまうような状況でも、
同調速度以上のシャッタースピードで撮影できるようになります。
試してみたいところだけど
早速試してみようと思ったのですが、なかなかわかりやすくできなかったので、
実際に使うとどのようになるのか、良い写真が撮れたら載せたいと思います。
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