以前Canon EOS80Dを購入した際に少し触れた
ファインダーの視野率について書いてみたいと思います。
ちゃんとファインダー内と実際の画像を比較するのは初めてですね。
避けたはずのものが写っている
実は私自身、一眼レフのファインダーで見たものがそのまま写真になる、と思い込んでいた時期がありました。
そのことがよくわかるのが以下の写真です。
北海道のニセコで撮影した写真ですが、”比較用に撮りました!”ってくらいの写真ですね。
写真上の電線、写真右の電柱が写り込んでしまっています。
この時、ファインダー内では完全にこれらを避けて撮影していました。
しかし出来上がったら写っているじゃないですか!なんでだろう?あ、まさか。。
ファインダーの視野率を確認してみよう
この写真はNikon D3300で撮影しました。
メーカーのホームページを見ると、視野率は上下左右とも約95%になっています。
つまり、実際に写真として出てくるものを100%とした時に、その95%がファインダー内で確認出来るという意味です。(間違っていたらすいません)
そのため、ファインダー内ではちゃんと避けていたはずの電線が写ってしまっていたわけです。
実際に比較
今手元に比較しやすいx7と80Dがあります。
x7は視野率95%、80Dは100%となっています。
x7 (視野率:95%)
まずはx7のファインダー内の表示から。
ちょっと汚いですが。
この状態で撮影したものがこちらです。
ファインダー内では写っていなかったマグカップが左側に写り込んでいます。
また、右の方もファインダーで見えていた範囲より少し広い範囲が写っています。
80D (視野率:100%)
続いて80Dのファインダー内表示。
この状態で撮影したものが下の写真です。
ファインダー内を撮影する時にずれた感は多少ありますが、
ファインダーの中で見えていたものがそのまま写真になっているようです。
たった5%されど5%
上の写真でもわかるように、視野率が100%でない場合は、
ファインダーを覗いてこれでOKと思ってもいらないものが写ってしまう可能性があります。
そのため、常にファインダー内より少し広く写ると意識しないと、最初に挙げたような失敗写真が出来上がってしまいます。
後でトリミングすれば良いのですが、そもそもそんなこと考えずに撮影したいですよね。
初めてデジタル一眼レフを買った時には視野率なんて気にしなかったのですが、
やっぱり重要なんですね。
画素数やセンサーサイズなどに目が行きがちですが、ファインダーも重要な要素です。
カメラを選ぶ時に参考にされてみてはいかがでしょうか。
コメント