夜景の撮影と聞くと、三脚でカメラを固定して撮影するのがベストですが、
場合によっては三脚がない状態で撮影する場合もあります。
そんな時にうまく撮るための自分なりのコツをまとめてみました。
手持ち撮影でできないこと
まず初めに手持ち撮影ではできないことをまとめます。
手持ちの場合では、いかにシャッタースピードを確保するかが重要になります。
そのため、スローシャッターで水面を滑らかにしたり、低感度でじっくり撮影というのはできません。
ある程度妥協をしながらの撮影になりますが、そのぶんすぐに場所を移動したり、
構図を変えたりと自由度が高くなります。
綺麗に撮るためには
手持ちで夜景を撮影するためには、まずしっかりとカメラを構えることが必要です。
これは通常の撮影でも必要ですが、夜景の場合はシャッタースピードが遅くなるのでさらに注意が必要です。
色々諦める
もちろん綺麗な夜景をそのまま撮りたいところですが、暗いところで手持ち撮影撮影となれば色々と妥協が必要になります。
優先しなければいけないのが、とにかくブレさせないこと!
いくら綺麗に撮れたと思っていても、結局ブレてしまってはいい写真にはなりません。
そのため、まずはブレていない写真を撮ることが重要です。
ISO感度は十分上げちゃう
自分自身初めの頃はなるべく低い感度でノイズを抑えようと思い、1600程度での撮影が多かったです。小さいカメラのモニタで見る限り良さそうな写真でも、帰って大きいモニタで見ると結構ブレているものがありました。
手持ちで撮る以上、ノイズは避けられないのでいっそ3200-6400くらいまであげてしまいましょう。おそらくこれくらいまで上げれば画角にもよりますが手ブレしないシャッタースピードを稼げるでしょう。
絞りもいっそ開放付近まで開いちゃう
夜景の写真で綺麗だなと思うのが、光源の周りに綺麗に光条が伸びた写真。
光条を綺麗に出すにはf16ぐらいに絞って撮影しますが、もちろん手持ちでは難しいです。
そこまで絞り込むと、おそらく全然シャッタースピードが足りなくなってしまいます。
ということで、これをやりたいなら三脚を使う。三脚が使えないのであれば諦めて絞りを開けて撮影しましょう。
開放付近になると解像感が甘めになりますが、それはそれで柔らかい雰囲気の写真になります。
妥協しても楽しい手持ち撮影
今回は夜景を手持ちで撮影する場合のコツをまとめてみました。
じっくりノイズの少ない写真を撮るためには三脚でカメラをしっかりと固定して撮影するのが一番ですが、手持ちは自由度が高いというメリットがあります。
色々妥協は必要ですが、歩きながらスナップ感覚で撮影できるのはとても楽しいものです。
今年の初めに行った小樽旅行の時は、夜の小樽を歩きながらパシャパシャとテンポよく撮影することができました。人も多いし、一回一回三脚を構えてなんてやってるとだんだん疲れてきてしまいます。
旅行を楽しみながら撮影できる手持ち撮影はおすすめです。
また、ブレてしまった写真はどうにもなりませんが、ノイズが乗ってしまった写真は後の現像処理で幾らかは補正することができます。
今はそういったものが簡単に使用できる時代なので、ガンガン使っていきましょう!
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